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食中毒に注意!
食中毒予防の3原則
食中毒菌を 「付けない(清潔)」
「増やさない(迅速・冷却)」
「やっつける(加熱)」
食中毒は、以前は夏に集中して起きていましたが、最近では1年を通してみられるようになっており、しかもここ3、4年発生件数が急増しています。原因になる食品も生ものだけでなく、さまざまな保存法をとる加工品にも食中毒を起こす可能性があります。
O157などの腸管出血性大腸
菌による食中毒は、患者数、件数は減っているものの、集団でかかるよりも、散発的に起きる傾向になっています。
また、「人食いバクテリア症」という、手足の組織が壊死して死亡する病気が近年相次いで報告されています。腸炎ビブリオの仲間であるビブリオ・バルニフィカスという菌によって起こるもので、夏場に生の魚介類を食べた人が感染しています。見た目の「きれいさ」よりも「衛生的」であることが大切です。
そして、家族一人ひとりが、毎日の生活のなかで、食中毒などの感染症から身を守る具体的な方法を知り、実践しましょう。
■ノロウイルスの特徴
・少量のウイルスで人に感染する。
・人の体の中(腸管内)のみで増殖する。
・発症すると…吐き気、おう吐、腹痛、下痢、発熱などの症状がでる。
・飲食物を介して感染すれば「食中毒」として、手指や吐物の粒子などを介して感染すれば「感染症」として扱われます。
■ノロウイルスの感染経路
1)食べ物→ヒト
カキなどの二枚貝を加熱不十分な状態で食べることにより感染します。
2)ヒト→食べ物→ヒト
ノロウイルス感染者がよく手を洗わずに料理すると、手や調理器具から
食品にうつり、この食品を食べたヒトが感染します。
3)ヒト→ヒト
ノロウイルス感染者の排泄物・おう吐物を処理する際に感染します。また、汚染箇所などをよく消毒しないと、乾燥後にノロウイルスが空気中
に飛散し、この粒子から感染することがあります。